日生、予定利率上げ・一時払い型商品で | HILO's Blog

日生、予定利率上げ・一時払い型商品で

日生、予定利率上げ・一時払い型商品で

 日本生命保険は2月1日から、保険料を契約時に一括で支払う一時払い型商品について、契約者に約束する予定利率を21年ぶりに引き上げることを決めた。予定利率を上げることで、顧客が支払う保険料は1%程度下がる見通しだ。将来の金利上昇を先取りし競争力を高める動きといえ、他の生保だけでなく銀行などにも影響を与えそうだ。

 引き上げ幅は0.05―0.1%。一時払い型の予定利率は終身保険が現行の1.25%から1.3%に、一時払い養老と一時払い年金は1.0%から1.1%に上がる。予定利率が上がると保険料の運用利回りが高まるため、同じ保険金を受け取るために支払う保険料は少なくて済む。

 例えば40歳の男性が約700万円の保険料を払って1000万円の死亡保険金を受け取る一時払い終身の場合、10万円前後の値下げになるとみられる。2月1日の新規契約分から適用する。

 月払いなど定期的に保険料を支払っていく「平準払い」型の商品の予定利率は見直さない。一時払い商品は日本生命の販売件数の約1割を占めている。